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横浜市民の愛称「ハマっ子」の定義とは?

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横浜市民の愛称「ハマっ子」の定義とは?
横浜は「住みたい街ランキング」で殿堂入りを果たしたことでも有名な人気の街です。
横浜市に住んでいる人々のことを「ハマっ子」と言います。
ここでは、横浜市民の愛称「ハマっ子」の定義について紹介するコンテンツです。

横浜市民の愛称「ハマっ子」の定義とは?

皆さんは「ハマっ子」という言葉を聞いたことはありますか?
一般的に「横浜市出身」もしくは「横浜市に住んでいる」人々のことを指します。
「ハマっ子」という言葉を見聞きしますが、実際のところ明確な定義はあるのでしょうか?
「ハマっ子の定義は?」「浜の子=ハマっ子なの?」「いつから使われるようになった?」
今回は、横浜市民の愛称である「ハマっ子」の定義や由来についてお伝えします。

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「ハマっ子」の定義とは?

そもそも「ハマっ子」の定義とは、一体何なのでしょうか?
呼び方からそのまま考えると「横浜の子(人)=浜っ子=ハマっ子」となっています。
しかし、一概に「横浜の人」と言ってもその範囲は広く、どこまでを指すのでしょうか?

  1. 自分を含めて家族が三世代以上横浜に住み続けている
  2. 横浜市内で生まれ育った
  3. 横浜市出身ではないが現在は横浜市内に住んでいる
  4. 横浜市内で働いている
  5. 横浜が大好き

私は、生まれも育ちもハマっ子です。
ここの回答に当てはめるなら、私は「2.横浜市内で生まれ育った」となります。
自分自身も周りの人たちも、このような人々を「ハマっ子」と呼んでいました。
これは、生まれも育ちも住んでいる場所も横浜市内であれば、生粋のハマっ子ですね。
一方で「4.横浜市内で働いている」「5.横浜が大好き」になると、曖昧なラインです。
自らがハマっ子であるという熱い思いがあれば、立派な「ハマっ子」なのかもしれません。
実際に「ハマっ子」という言葉を調べてみたところ、このような記載がありました。

はまっこ【浜っ子】「横浜で生まれ育った人」

「日本国語大辞典」第2版 より

ハマっ子【浜っ子】「横浜の住人・横浜市民」「明治中頃から使うようになった」

「横浜・ハマことば辞典」より

そのため「ハマっ子」という言葉を調べてみたところ、このような記載がありました。
「ハマっ子」と「はまっ子」のようにひらがな表記とカタカナ表記の2種類があります。
これは、どちらで表記しても正解のようです。
ちなみに、横浜市内小学校には放課後キッズクラブサービス「はまっ子」があります。
参加条件は「横浜に住んでいる小学生」なので「3.横浜市内に住んでいる」も対象です。
色々と調べてみましたが、ハマっ子の明確な定義についての記載はありませんでした。
しかし「横浜出身」と「横浜在住」なら、確実にハマっ子ということになりますね。

90年代生まれ ハマっ子の思い出 – 横浜で暮らそう

横浜市立小学校 放課後キッズクラブと放課後児童クラブの違い – 横浜で暮らそう

「ハマっ子」という言葉は明治時代から使われていた

調べてみると、ハマっ子という言葉はすでに「明治時代中頃」から使われていたようです。
江戸時代、1859年に開港した横浜は当時たったの101戸しか住民がいませんでした。
そんな横浜が大きく変化したのが、1853年の黒船来航による「日本の開港」です。
開港によって横浜の街は大きく発展し、全国各地から移住者が集まるようになりました。

「ペリー提督横浜上陸の図」(横浜開港資料館蔵)
横浜赤レンガ倉庫の歴史 – 横浜赤レンガ倉庫

現在よりも貧しい時代だったとは言え、横浜は開港わずか10年で急成長を遂げたのです。
そのため、隣近所との煩わしい付き合いをしない気楽な街として発展していきます。
当時のハマっ子を一言で表すなら「ドライな人」が多かったのかも…。
その後、文明開化/関東大震災/横浜大空襲などさまざまな時代を乗り越えてきました。
横浜は、まさに「全国各地からよそ者ばかりが集まる街」で一括りにしにくい印象。
ハマっ子は、横浜の人々を表すために使われるようになった言葉なのかもしれません。

横浜商館繁栄之図 三代歌川広重(1842~94)筆 明治4年(1871)
「文明開化と馬の浮世絵」- 公益財団法人馬事文化財団

ハマっ子の慣れ親しんだ味 崎陽軒のシウマイ弁当 – 横浜で暮らそう

ハマっ子の気質とは?

ハマっ子の気質は、寛容で開放的な人が多いです。
ハマっ子には「三日住めばハマっ子」という言葉があります。
東京の人々を指す「江戸っ子」は家系が三代続かなければ「江戸っ子」と認められません。
一方、ハマっ子の場合は横浜に3日以上住めばハマっ子として認められるのです。

ハマっ子には、横浜を誇りに思う「地元愛の強い方」が多いように感じます。
ここでの地元愛というのは「横浜が大好きな忠誠心が高い人々」のこと。
「横浜生まれ/横浜育ち」という方が多く、学校で子どもの頃から横浜の歴史を学びます。
こういった理由から、自分の住む横浜に愛着を持っている「ハマっ子」が多いのです。

こどもの国

横浜市内には、地元に密着した商店街や建物、お祭りなどが数多く残っています。
横浜は人情味溢れた、どこか懐かしくてホッとした気持ちになれる「住みやすい街」です。
このように昔ながらの伝統や行事を残しつつ、下町の雰囲気があるのも横浜の魅力。
下町ならではの地域交流があり、人と人との付き合いも自然に増えていくのです。
顔見知りになると、商店街では「たくさん買ったら安くするよ」などの会話も生まれます。
また、子どもたちは地元の方々に見守られて成長することができるのです。
毎日「元気?」「おかえり」と声をかけてくれる大人がたくさんいました。

他にも、海に愛着のある自由で開放的な感覚を持っています。
そして、隣人やよそ者を受け入れて相手を尊重する心の広さも持ち合わせているのです。
横浜は海外の新しいものをいち早く取り入れるなど、常に時代の最先端を歩んできました。
ハマっ子の気質は「港町 横浜」が歩んできた時代背景が影響していると言えますね。

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横浜に住んで「ハマっ子」になろう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市民の愛称「ハマっ子」の定義についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
ハマっ子という言葉の由来には「港町」として歩んできた歴史が影響していました。
ハマっ子の人々は、横浜を誇りに思う「地元愛の強い方」が多い傾向にあります。
「ハマっ子」という言葉に答えはなく、明確な定義もありませんでした。
自分がハマっ子であるという熱い思いがあれば、立派な「ハマっ子」なのかもしれません。
「ハマっ子はこうでなければいけない」という正解を絞らない部分も横浜らしいですね。
「三日住めばハマっ子」という言葉もあるように、寛容で開放的な人が多いイメージ。
「ハマっ子」となるために遅いということはありません。
住みやすい街として有名な横浜に住んで「ハマっ子」になってみませんか。

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