この記事を読むのに必要な時間は約 6 分12秒です。
目次
日本は世界でも有数の鉄道網が発達した国ですが、その進化は未だやむことなく、絶えず新たな路線の開設に向けた取り組みが進められています。
都心とつながる(都心直通プロジェクト)|未来への取り組み|相鉄グループ
2022年に予定されている相鉄と東急直通運転(都心直通)における相鉄線の新横浜駅の乗り入れ(新横浜線)では横浜の利便性が飛躍的に向上することが見込まれます。このコンテンツではその詳細について見てみることにしましょう。
相鉄線は、横浜駅と横浜市の西部、県央地域を結ぶ鉄道で、これまでは渋谷や新宿といった東京都心方面に行くためには、横浜駅などで他路線に乗り換える必要がありました。
そのため、より利便性を向上させるべく、他路線との相互乗り入れに向けた取り組みを進めており、その第一歩として2019年11月30日にJR線への乗り入れを開始しました。これは、相鉄線の西谷駅とJR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近の間に約2.7kmの連絡線を新たに設けることで両路線の相互直通運転を可能にしたものです。
一方、並行して相鉄線と東急線の相互乗り入れに向けた取り組みも進められています。
相鉄線と東急線の相互乗り入れプロジェクトは、JR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近と東急線日吉駅との間に約10.0kmの連絡線を新設し、相鉄線と東急線の直通運転を行うというものです。
プロジェクトが完成するのは2022年度と予定されています。
JRや東急の直通などで相鉄線はアクセス向上に向けた様々な取り組みを行っているわけですが、それによって複数のメリットが得られます。
第一に、JR線との相互乗り入れが実現することによって、相鉄沿線の駅から乗り換えることなく渋谷駅や新宿駅にアクセスすることが可能となりました。
渋谷や新宿エリアに勤務するビジネスマンにとってこれまで乗り換えによる手間がかかっていた相鉄線沿線が一気に身近なものとなり、横浜に住むという選択肢がより現実的なものとなることでしょう。
相鉄が都心に繋がる!新宿始発など埼京線通勤の人に便利!帰宅ラッシュの混雑緩和も – 横浜で暮らそう
第二に、相鉄東急直通が実現した暁には、相鉄線から新幹線の停車駅である新横浜駅まで乗り換えなしに行けるようになります。
これによって、相鉄沿線の各駅から名古屋や京都、大阪といった都市へ行く時間が大幅に短縮されます。そのため、これらの都市への出張が多いビジネスマンや西日本方面への旅行が好きなファミリーなどにとっては、相鉄沿線に住むことが非常に魅力的に感じられるのではないでしょうか。
相鉄線のアクセス向上によって得られる利点は、新幹線に乗り換えやすくなるということは二俣川駅や周辺駅利用者にとって大きな利点がでています。
大阪や京都だけではなくその先の九州へのアクセスをメリットとなります。
もっと身近な地域へ眼を向けると、静岡の三島。
三島に実家のある方が都内へ就職をした場合、住まいを二俣川駅利用、通勤先を新宿駅利用と考えると、通勤のメリットだけではなく、お盆や夏休みに新幹線で実家へも帰省しやすくなるわけです。
相鉄線とJR線や東急線の直通運転が実現することによって、相鉄沿線の交通の便が飛躍的に向上し、そのエリアの魅力は大きく高まることが想定されます。
それによって、横浜という街そのものの魅力もこれまで以上に大きなものとなるでしょう。横浜は、幕末の開港以来、外国文化の窓口として栄えてきたことから、中華街や異人館といった異国情緒の漂う施設が数多く存在しています。
また、商業も大きく発展しており、従来から住みたい街の上位にランキングされる人気の街です。そんな横浜の唯一と言ってもよい難点が、西部エリアから東京方面へのアクセスがあまり良くないことだったのですが、相鉄線のアクセス向上によって解消されることになります。
横浜・相鉄沿線の魅力とは?住むのにおすすめの駅も紹介! – 横浜で暮らそう
以上で見てきたように、相鉄線とJR線や東急線との相互乗り入れによって、中華街や異人館、豊かな自然や湾岸エリアといったこれまで横浜の人気を支えてきた様々な項目に加え、アクセスの向上という新たな魅力が加わることになります。そのため、首都圏で住み替えを考えている方はぜひ一度はこの街に住むことを検討してみてはいかがでしょうか。