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横浜市 泉区ってどんなところ?
みなさんは「泉区」と言われてどんな街のイメージがありますか?
横浜市内でありながら農業も盛んで、 一番農地が多い街。住宅地から徒歩圏内に野菜や果物の直売所があり、かながわブランド「浜なし」「浜柿」が作られています。
ここでは、そんな「横浜市泉区」について紹介するコンテンツです。
目次
横浜市 泉区は横浜市の横浜市の南西部にあり、相模野台地と呼ばれる関東ローム層に覆われた比較的平坦な台地の一部で、区の西側を境川と和泉川が南北に流れ、北側を阿久和川、東側を宇田川が流れています。
区の木はサクラ、キンモクセイ、ハナミズキ、アジサイ、コムラサキ、モミジの6種類、
区の花は「あやめ」です。区制5周年記念事業のひとつとして、平成4年に泉区の水と緑のイメージから区の花「あやめ」が制定されました。
旭区、瀬谷区、戸塚区に隣接しています。
泉区のマスコットキャラクターは区制20周年を記念して誕生した「いっずん」です。
区制20周年を記念して、平成18年夏に、マスコットキャラクターのデザインと名称を募集し、応募作品141点の中から、選考された5点について、11月に区民投票(投票数2,164票)を行いました。
そして、平成19年2月、泉区に縁のあるクリエーターの
泉区マスコットキャラクター「いっずん」の部屋 横浜市泉区
伊藤有壱さんが、原画を元にいっずんをデザイン化しました。
横浜の農業統計によると、泉区の農地面積は第1位となっています。
かながわブランドの「浜なし」「浜柿」の生産も有名で野菜や果物の直売所もあり、自然が豊かで住みやすい環境だということがわかります。
順位 | 区分 | 面積(ha) |
1位 | 泉区 | 414.2 |
2位 | 都筑区 | 343.4 |
3位 | 青葉区 | 313.5 |
4位 | 緑区 | 307.4 |
5位 | 戸塚区 | 281.0 |
横浜 泉区の「浜柿」は かながわブランド | 横浜で暮らそう
泉区の治安を見てみましょう。
先ほど「農地面積」でランクインしていた、農地面積が広い上位5区と泉区を犯罪発生率から比較します。(2022年7月1日現在)
犯罪数参考:神奈川県警察/刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数(令和4年1~6月暫定値)
(犯罪発生率=犯罪数÷人口×1,000)
横浜市全体:1.68%
面積 | 区分 | 犯罪発生率(%) |
1位 | 泉区 | 1.33 |
2位 | 都筑区 | 1.21 |
3位 | 青葉区 | 1.16 |
4位 | 緑区 | 1.54 |
5位 | 戸塚区 | 1.29 |
横浜市全体の平均より低く、他の区と比べても低い方であることがわかります。
相模鉄道いずみ野線 緑園都市駅と相模鉄道いずみ野線 二俣川駅の家賃相場を比較します。
アパートで1K/1DKの比較相場です。
相模鉄道いずみ野線 緑園都市駅 | 5.7万円 |
相模鉄道いずみ野線 二俣川駅 | 5.2万円 |
緑園都市駅は横浜駅まで約19分、渋谷へも相鉄・JR直通線で約45分とアクセスが良く、通勤や通学に便利な街です。
相場を考えて選んでみるのもいいと思います。
横浜市営地下鉄ブルーライン
相模鉄道いずみ野線
泉区には横浜市営地下鉄ブルーラインと相模鉄道いずみ野線が通っています。
相鉄・JR直通線により、渋谷駅まで45分(緑園都市駅から)と都心へのアクセスが大変便利になりました。
2023年3月に開業予定の相鉄・東急直通線では新横浜駅までの所要時間が短縮、新幹線へのアクセスも大幅に向上します。
横浜や都心への通勤・通学がしやすい地域と言えるでしょう。
泉区は人口密度が横浜市内で一番少ない区。
住宅街と、それを取り囲むように広がる農地や公園が広がっています。
保育施設等へも入りやすく、保育施設には、認可保育所、認定こども園、小規模保育事業、認可外保育施設、幼稚園、乳幼児一時預かりなどがありますが、私立幼稚園などで実施されている預かり延長保育も13園にのぼります。
共働き世帯には保育施設が充実していることが一つのポイントとなるのではないでしょうか。
令和4年4月1日現在の待機児童は0人となっています。
また、泉区内には現在16校の小学校と7校の中学校があり、小学校では稲作や野菜作りなど、自然豊かで農作地が多い泉区ならではの体験授業も実施されています。どちらかというと、のびのびとした教育が特徴の地域と言えましょう。
2022年に緑園都市に横浜で3校目の小中一貫「義務教育学校」が誕生したことでも話題になりました。
「義務教育学校」は、2015年(平成27年)の学校教育法改正によって新たに生まれた校種です。同法では、「一人の校長のもと」「一つの組織として」「9年間一貫した教育を行う」学校としています。既存の小中一貫校のように小学校6年間・中学校3年間の「6-3」制にこだわることなく、例えば「4-3-2」や「5-4」といった柔軟で弾力的な学年の区切りにすることができます。
しかも、入学者選抜は行われず、学区内に居住していれば誰でも入学することができます。もちろん途中で中学受験をすることも可能。
教育環境を考えても小中一貫義務教育学校がある泉区はメリットが大きいと言えるでしょう。
お引っ越しなら泉区に住もう !自然豊かで子育て最適 | 横浜で暮らそう
緑園都市に横浜で3校目の小中一貫「義務教育学校」が誕生 | 横浜で暮らそう
泉区は弥生時代の土器が出土するなど、古くから人が住み栄えていた土地です。鎌倉時代には南北に街道が走り、江戸時代には大山詣での街道が通り、古くから人が往来していたところです。
そのため、区内には鎌倉時代以来の歴史や伝統が多く残り、今も地域の人々の中に受け継がれています。地域に伝わる郷土文化を次世代につなげる地域活動も活発です。
泉区では、毎年2月から3月にかけて、区内各所で「つるし飾り」の展示をししており、中でも「天王森泉館」のつるし雛飾りは圧巻です。
また、泉区には「泉伝統文化保存会」という次の3団体からなる泉区の伝統文化を保存する集まりがあり
地域に伝わる郷土文化を保存・継承・普及させる活動を続けています。
身近で伝統文化に触れることができることができるのも魅力です。
相鉄いずみ野線沿線は豊かな自然や農地という環境に恵まれているだけでなく、市民活動が活発で多様な世代交流が見込まれるということから2013年から環境未来都市としての再開発計画が持ち上がっていました。
これは、横浜市郊外で社会問題化している住民の高齢化や若者の流出などを視野に入れた内容です。泉区ゆめが丘の事業施行期間は2015年から2023年までを予定し、大規模な再開発計画が進められています。
ゆめが丘にはゆめが丘駅のすぐ近くに市営地下鉄の飯田駅もあり、再開発はこの2つの駅を中心にして進められています。
ゆめが丘駅と飯田駅の間には商業施設と住宅施設が合わさったセンター地区を設け、複合利用地区と住宅地区を複数箇所設けています。
またその間には公園をいくつか設置し、利便性だけではなく緑を活かした内容になっているところが特徴です。
さらに相鉄いずみ野線沿線と環状4号線が重なる周辺には商業施設の他に倉庫や工場などの形成も考慮した沿道サービス地区を設けています。
このように、泉区ゆめが丘の再開発は相鉄沿線を上手く活かして、住民の日常生活から自然環境、流通までの利便性までしっかり押さえた内容になっています。
これから横浜で暮らそうとお考えの方には再開発が進むゆめが丘周辺を検討してみてはいかがでしょうか。
自然と商業施設を融合!泉区ゆめが丘駅周辺の新たな街づくり | 横浜で暮らそう
横浜市 泉区は都内へのアクセスも良く、自然豊かで子育て環境も整い、これからの街づくりが期待される「住みやすい街」です。
横浜での暮らしを検討するにあたって、魅力溢れる「泉区」を選択肢の1つに考えてみてはいかがでしょうか。
このコンテンツを通して、 泉区に暮らすことを検討している方の参考になれば幸いです。