【2024年版】横浜でホタルを観察しよう!おすすめスポット10選
2024年のホタルは例年よりも早く、5月中旬〜6月中旬に最多飛翔時期を迎えます。
この時期にしか見ることのできないホタルが飛び交う光は幻想的。
ここでは、横浜市内でホタルが観察できるおすすめスポットを紹介するコンテンツです。
【2024年版】横浜でホタルを観察しよう!おすすめスポット10選
2024年のホタルは例年より早く、5月中旬〜6月中旬が見頃となります。
ホタル鑑賞は夜のお出かけになってしまうため、なかなか行くのが難しいかもしれません。
ただ、横浜市内には幻想的なホタルが見られるおすすめスポットがいくつかあります。
横浜ならではの人気スポットから、知る人ぞ知る穴場スポットまでさまざま…。
横浜市内で、ホタル鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか?
「ホタルは横浜市内のどこで見られる?」「おすすめスポットは?」「見頃はいつまで?」
今回は「横浜市内で見られるホタルの名所」について詳しくお伝えします。
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【2024年版】横浜のホタルはいつに見られる?見頃は?
毎年、横浜でホタル鑑賞の見頃を迎えるのは「5月下旬〜6月下旬」頃です。
2024年は例年よりも飛翔時期が少し早まり、横浜市内では鑑賞イベントが発表されました。
横浜市のある神奈川県でホタルが見頃を迎えるのは、例年より早く「5月中旬〜6月中旬」。
梅雨入りや夏日観測など、その年の天候によっても異なります。
今年の梅雨入りは全国的に記録的な遅さで、梅雨が来ないうちに夏が来るかもしれません。
1匹1匹で個体差もあるため、同じ横浜市内でもホタル飛翔状況が若干変化します。
あくまで目安で実際の見頃は施設や名所によって異なるため、ご注意ください。
横浜でホタル鑑賞 おすすめスポットとは?
ここからは、横浜市内でホタルが楽しめるおすすめ鑑賞スポットを10か所ご紹介します。
特に、公園など自然に囲まれた地元民しか訪れない穴場スポットがほとんどです。
エリアごとに厳選しているため、訪れる際の参考にしてみてくださいね。
こども自然公園【旭区】
まず1か所目は、旭区にある「こども自然公園」です。
1番の見どころは、市内の最大面積(約460,000㎡)を誇る公園でホタルを見れること。
園内は大きな池を囲むようになっているため、通称「大池公園」と呼ばれているのです。
こども自然公園はゲンジボタルの生息地として、横浜市の指定文化財に指定されています。
そして、ホタルを楽しむための園内開放期間も特に決まっていません。
観察エリアは、園内の教育水田付近の水路です。
狙い目は日没後から21時頃までですが、自分の好きな時間帯に行けるのは嬉しいですね。
ちびっこ動物園/アスレチック遊具/バーベキュー広場/野球場 など…
園内は無料と思えないほど施設が充実しており、昼間はファミリーにも人気のスポット。
アクセスは、相鉄いずみ野線「南万騎が原駅」から歩いて約7分です。
駅からも近いため、お子さんと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
南万騎が原の近くにあるこども自然公園で週末を – 横浜で暮らそう
横浜自然観察の森【栄区】
次に2か所目のおすすめスポットは、栄区にある「横浜自然観察の森」です。
1番の見どころは、緑に囲まれた園内で育った野生のホタルを間近で観察できること。
ホタルは、園内の霊園口から近い「ヘイケボタルの湿地」エリアで見ることができます。
この湿地では6月のホタルのほか、春にはオタマジャクシも観察できました。
看板にもあるように、ホタルの生息場所なので橋から土の上に下りないようにしましょう。
ホタルを観察するための開放期間は、特に設けられてませんでした。
ただし、ここが利用できるのは「日の入り」までとなるため、長時間の滞在はできません。
アクセスは、京急線「金沢八景駅」から歩いて約15分です。
最寄りバス停は「横浜霊園前」で、歩いて約7分となっています。
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瀬上沢【栄区】
3か所目は、栄区にある「瀬上沢」です。
1番の見どころは、横浜最大規模のホタルの生息地となっていること。
ピーク時には、一度で100〜500匹程度のホタルを見られるのです。
敷地面積が広く、沢と呼ばれるだけあって湧水や湿地などが多数存在しています。
市内南部に残された大自然「瀬上沢」は、ホタル以外にも多様な生態系が残る貴重な里山。
ここでは、ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類を見ることができます。
川を遡っていくほどホタルの数も増えるため、時間がある方はぜひ歩いてみてください。
かつての瀬上沢周辺は、一帯が森だったそう。
しかし、住宅など土地開発によって森が消え、今残っているのは残ったエリアと言えます。
他にも、歴史的にも貴重な遺跡や遺構などが残っているのです。
瀬上沢の周辺は、いくつかの森で成り立っています。
- 瀬上市民の森
- 氷取沢市民の森
- 金沢自然公園
- 金沢市民の森
入場無料のため、昼間はトレッキングコースとして山を散策するのもアリですね。
ホタル鑑賞エリアまでの道中には、簡易トイレが設置されていました。
アクセスは、JR線「港南台駅」から歩いて約20分です。
駅から少し離れているため、夜に行くならバスで訪れるのがおすすめ。
神奈中バスで「港南台駅」から約6分となっています。
最寄りバス停は「横浜栄高校前」「神奈中本郷車庫前」で、どちらも歩いて約5分でした。
県立四季の森公園【緑区】
4か所目は、緑区にある「県立四季の森公園」です。
1番の見どころは、飛翔状況に合わせて「ホタルの夕べ」イベントが開催されること。
県立の風致公園であるこの場所は、街中のホタル鑑賞スポットとして知られています。
見頃としてはゲンジボタルは「6月中旬」、ヘイケボタルは「7月~8月上旬」です。
ホタルは園内の「あし原湿原」エリアで「ゲンジボタル」を見ることができました。
園内の敷地面積は、453㎡で一見するとそこまで広くありませんが、自然豊かな場所。
期間中は入口が提灯でライトアップし、20時50分まで駐車場の利用時間も延長されます。
毎年たくさんの人が訪れ、特に土日はすぐに駐車場がいっぱいになってしまうほど。
2024年は、6月14日(金)に「ホタル観察の夕べ」が開催されます。
すでに受付終了していますが、6月いっぱいまでなら園内でホタルを楽しめますよ。
「ホタル観察の夕べ」は、毎年恒例イベントとして開催されていました。
「今年は参加できなかった…」という方も、ぜひ来年は参加してみてください。
飛翔状況など詳しい内容は、公式SNSをチェックしましょう。
里山の風景が残る園内は、水遊びのできる池や体験学習型施設が充実しているのです。
他にも、炭焼小屋や屋外ステージ、ジャンボ滑り台のある展望台までありました。
6月中がピークとなるため、予定が合う方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
アクセスは「中山駅」から相鉄バスで約7分、最寄りバス停「長坂」まで約3分でした。
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久良岐公園【港南区】
5か所目は、港南区にある「久良岐公園」です。
1番の見どころは、飛翔状況に合わせてホタルの観察会が開催されること。
この公園では毎年、地元の子どもたちが見に来るホタル鑑賞スポットとして有名です。
見頃は毎年6月~7月頃で、ホタル観賞のための園内開放期間は特にありません。
ホタルは園内の棚田や大池のエリアで「ゲンジボタル」を見ることができます。
アクセスは、京急線「屏風ケ浦駅」から歩いて約20分のため、バスがおすすめ。
京急線「上大岡駅」から京急バスで「久良岐公園前」バス停で下車しましょう。
仏向町小川アメニティのせせらぎ【保土ケ谷区/旭区】
6か所目は、保土ケ谷区と旭区にまたがる「仏向町小川アメニティのせせらぎ」です。
ここは「仏向の谷戸(丘陵がU字型の谷になった所)」となっている場所。
そのため、自然が多く残っていることでホタルの生息地としても最適なのです。
1番の見どころは、最多日の場合であれば一度で「80~120匹」のホタルを観察できます。
この公園では毎年、地元の子どもたちが見に来るホタル鑑賞スポットとして有名です。
見頃は毎年6月上旬~7月上旬頃。
ホタルの種類は「ゲンジボタル」のみとなっています。
会場は、毎年「仏向町小川アメニティ広場」です。
谷戸の自然について説明を聞いた後、暗闇の中を舞うホタルが観察できました。
アクセスは、相鉄線「和田町駅」から歩いて約26分のため、時刻があればバスがおすすめ。
京急線「上大岡駅」から京急バスで「久良岐公園前」バス停で下車しましょう。
小菅ケ谷北公園【栄区】
7か所目は、栄区にある「小菅ケ谷北公園」です。
見頃は、毎年7月10日~15日頃。
そのため、これに合わせて「ホタルを見る夕べ」を開催しています。
1番の見どころは、ヘイケボタル/ゲンジボタル/クロマドホタルの3種類が生息していること。
最多日であれば、100匹ほどのヘイケボタルを確認できました。
イベントは、19時45分~20時過ぎまで実施されるそうです。
アクセスは、JR根岸線「本郷台駅」から江ノ電バスで「小菅ケ谷北公園」下車の歩いて約1分。
陣ヶ下渓谷公園【保土ケ谷区】
8か所目は、保土ケ谷区にある「陣ヶ下渓谷公園」です。
1番の見どころは、横浜の秘境と言われている自然豊かな園内でホタルを観察できること。
地元民が訪れる穴場スポットのため、人も少なくて見やすくなっています。
ホタルの観察スポットは渓流エリアにありました。
森の奥へ進むと、遊歩道から分かれて渓流に続く細い舗装されていない土の道があります。
足元に気をつけながら通路を進み、最後に階段を下りると渓流に到着です。
水量はくるぶしほどしかないため、夏にサワガニなど水辺の生き物観察も楽しめます。
そのため、渓流は子どもでも比較的安全に水遊びできるのが魅力。
階段のそばに立つ看板に「川の中にたくさんのホタルの赤ちゃんがいます」という記載が。
毎年、野生のホタルがここで育つそうです。
敷地面積は約3.5haを誇り、園内の遊歩道を歩きながら森林や渓流の景色を楽しめます。
陣ヶ下渓谷公園には6つの入り口がありました。
アクセスは、相鉄線「西谷駅」から歩いて約20分です。
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横浜ビジネスパーク【保土ケ谷区】
そして9か所目は、保土ケ谷区の「横浜ビジネスパーク」です。
横浜ビジネスパークでは「第14回ホタルがすむ街づくり展2024」を開催。
「第14回ホタルがすむ街づくり展2024」が、横浜ビジネスパーク(YBP)にて、令和6年6月8日(土)~16日(日)開催されます。
6月8日(土)~16日(日)「第14回ホタルがすむ街づくり展2024」が横浜ビジネスパーク(YBP)で開催されます!- 横浜国立大学 地域連携推進機構
本イベントは野村不動産株式会社の主催で、横浜国立大学が協力し多くの人に「ホタル」を通じて自然の尊さや環境活動の大切さを知っていただくきっかけ作りの場として、2008 年より開催しているイベントです。
6月8日(土)~16日(日)「第14回ホタルがすむ街づくり展2024」が横浜ビジネスパーク(YBP)で開催されます!- 横浜国立大学 地域連携推進機構
2008年から定期的に開催されており、今年で14回目となります。
イベントは、野村不動産株式会社主催で横浜国立大学の教授や学生が参加しているのです。
そのため、子どもが生き物について楽しく学べるワークショップが目白押しでした。
会場は、横浜ビジネスパークの広場「ベリーニの丘」を囲むように実施されます。
1番の見どころは、メインイベントとなっている抽選で参加可能な「ホタルの放翔体験」。
子どもたちにとっては、夏の貴重な思い出となりそうですね。
アクセスは、相鉄線「天王町駅(YBP改札口)」から歩いて約4分です。
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三渓園【中区】
最後の10か所目は、中区にある「三渓園」です。
1番の見どころは、175,000m²の広大な日本庭園に囲まれてホタルを見れること。
ライトアップされた三重塔と紫色の花菖蒲があり、さらに幻想的な雰囲気を楽しめます。
三渓園は、横浜市内で一番有名なホタル鑑賞スポットです。
この時期になると、通常の開園時間よりも長くて時間を延長して鑑賞会が開催されます。
入場は20時30分、閉園は21時となっているため、ご注意ください。
週末には重要文化財の旧橙明寺本堂内部を開放し、ホタルの生態観察コーナーを設置。
※2024年の開催は園内の松枯れ対策のため、中止となりました。
2019年まで毎年5月頃に開催していた蛍観賞イベント「蛍の夕べ」につきまして、
お知らせ:「蛍の夕べ」イベントについて – 横浜 三溪園
2024年は園内の松枯れ対策を優先するため、開催を見送ることとなりました。
楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ございませんが、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
三渓園は日本文化が体験できることから、外国人観光客にも人気の観光スポットです。
少し時間が掛かってしまうものの、三渓園へのアクセスはバスがおすすめです。
横浜市営バスで「横浜駅東口」から約35分、「桜木町駅」から約25分となっています。
どちらも「三渓園入口」バス停から歩いて約5分です。
なお、三渓園の入園料は大人700円/子ども200円かかるため、ご注意ください。
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ホタルがよく見える気象条件と注意点
それでは、ホタルがよく見える日の気象条件や観察時の注意点についてお伝えします。
ホタルは野生のため、気象条件が整っていなければほとんど見えないこともあるのです。
せっかく行くなら、ぜひホタルが飛んでいる姿を近くで観察したいですよね。
特に、以下3つの条件が揃っている日は「ホタルが見られる好条件」であると言えます。
- 蒸し暑い日
- 月明かりがなく暗い曇りの日
- 雨が降っていない日
- 風が弱い日
- 時間帯は19時半~20時半
ちなみに、観察する際のベストな時間帯は「19時半〜20時半」です。
他にも「鳴き声は聞こえるけれど、数が少なく光も弱い」ということも珍しくありません。
上記の条件でホタルが見えない可能性もあるため、天気予報は必ず確認して訪れましょう。
そして、ホタルを観察するときの注意点です。
- 撮影のカメラを近づけるのはNG
- 光の強いライトはNG
- 大きな声を出すのはNG
- 捕まえない
- 歩きやすい服装
ホタル観察時は夜でとても暗い時間帯のため、子どもだけでは行かないようにしましょう。
足元が悪いスポットもあるため、道中を照らすためにライトを使用することはOKです。
ただし、ホタルの生息エリアはライトを消灯する必要があります。
また、大声を出して近隣住民の迷惑とならないように注意したいですね。
無理矢理ホタルを捕まえることはダメですが、服や手へ直接止まって来ることがあります。
そのため、虫除けスプレーはできるだけ使用しない方が良いです。
基本的なことですが、ホタルが住みやすい環境を守っていくために重要です。
ホタルを観察する方々がお互い気持ち良く楽しむためにも、ぜひルールは守りましょう。
2024年は横浜市内でホタルを見よう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで「横浜市内で楽しめるホタルの鑑賞スポット」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
ホタルは、ジメジメと湿気で暑くなってきた梅雨~初夏にしか見られないのが魅力。
ホタルはさまざまな種類が存在し、日本は約50種/世界には約2,200種も生息しています。
しかし、生息地の減少や人工光の増加により個体数が減少しているのです。
現在も絶滅の危機に瀕しているのが現状。
横浜市も自治体ごとで、ホタルの生息地を確保する自然保護活動に取り組んでいます。
そのため、ホタルの観察は周辺エリアや自然に配慮し、ルールやマナーを守って楽しみましょう。
この時期にしか見られない、ホタルの幻想的な夜景を見に横浜市内へ訪れてみませんか。