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【2021年最新版】横浜で夏を過ごそう
連日30度を超え、真夏の猛暑さが今年も訪れようとしています。
1年を通して国内外多くの観光客で賑わう、全国でも人気の観光地「横浜」。
これからの時期は、夏休みなどのお出かけする機会も増えてきます。
ここでは、横浜市内で夏を楽しむためのおすすめスポットを紹介するコンテンツです。
目次
横浜の観光スポットといえば、みなさんはどこを思い浮かべますか?
みなとみらい21 横浜赤レンガ倉庫 横浜中華街 山下公園 など…
7~8月は、夏ならではの場所や季節限定で開催されるイベントなどが盛りだくさんです。
しかし2020年の夏は、新型コロナウイルスの影響で軒並みイベントが中止となりました。
また、学校や企業でも影響は出ており、例年のような長期休暇を取得するのは難しいかもしれません。
2021年は旅行へ行くのも難しいため、日帰りで楽しめる横浜市内がおすすめです。
今回は、ハマっ子である私が横浜市内で楽しめる夏のおすすめスポットをお伝えします。
【2021年版】休日に行きたい!横浜観光の定番スポット – 横浜で暮らそう
地元民が教える 横浜観光の穴場4スポット – 横浜で暮らそう
まずは、横浜で夏の季節にぴったりな自然を感じる、おすすめスポットをご紹介します。
陣ヶ下渓谷公園は、市内で唯一の渓谷で、知る人ぞ知る横浜の穴場スポットです。
保土ヶ谷区に位置し、相鉄線「西谷駅」から徒歩約20分の場所にあります。
交通量も多い都会的な立地から一歩入ると、緑豊かで静かな「秘境」が広がっているのです。
公園周辺は、西谷浄水場を囲むようにして住宅地が広がり、保土ケ谷区の中でも比較的自然の残された地域となっています。公園の北側は、帷子川、相模鉄道、国道16号線が東西に走り、西側の台地上には、県営西原住宅団地や公団くぬぎ台団地等の大規模住宅地が密着し、南側には、住宅地を挟んで西谷浄水場があります。
陣ヶ下渓谷公園 – 横浜市保土ケ谷区
そもそも、渓谷とは「山に挟まれた谷に川が流れている地形」のことを指します。
そのため、美しい川や澄んだ空気の渓谷は、暑い夏の避暑スポットとしておすすめです。
陣ヶ下渓谷公園は、2004年に陣ヶ下渓谷のあった場所を公園として整備しました。
遊歩道が整備されている園内では、トレッキングや水遊びなど、大人から子どもが楽しめる場所が充実しているのです。
子どもにぴったりなのが、渓谷ならではの渓流があるため、水遊びが楽しめることです。
水量もくるぶしほどの高さしかないため、比較的安全な場所となっています。
渓谷に流れる市沢川は、帷子川(かたびらがわ)の支流です。
そのため、サワガニといった、水辺の生き物もたくさん見つけることができます。
水に入るなら、水遊び用のマリンシューズと着替えを持参しましょう。
そして、大人は気軽でかなり本格的なトレッキングが楽しめますよ。
名前に公園とありますが、園内の道は舗装されておらず、急な坂道や水に濡れる場所も多いです。
しかし、園内の入口が6つ敷地面積が約3.5haあるため、それぞれ違った楽しみ方ができます。
陣ヶ下渓谷公園へ訪れる際には、虫除け対策を行い、動きやすい服装で行きましょう。
休日は横浜の秘境 陣ヶ下渓谷公園へ行こう – 横浜で暮らそう
よこはま動物園 ズーラシアは、旭区にある国内最大級の動物園です。
アクセスは、相鉄線「鶴ヶ峰駅/三ツ境駅」JR横浜線/横浜市営地下鉄「中山駅」から「よこはま動物園」行きのバスで約15分となっています。
園内の敷地面積は、45.3ha(東京ドーム約10個分)と広大です。
約100種750もの動物が自然に近い形で見れるため、まさに動物のテーマパークですね。
1番の見どころは、日本でも滅多に見れない世界三大珍獣「オカピ」の希少な動物を飼育・展示していることです。
また、毎年夏休みには、週末限定で夜のライトアップされた動物園に入場する「よこはま夜の動物園 ナイトズーラシア」が開催されています。
普段は見ることができない、動物たちの姿を幻想的な雰囲気で楽しめる人気のイベントです。
また、レストランではビアガーデンが開催され、ビールと料理も堪能できるのです。
(※2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止でした)
そして入場料は、以下のようになっています。
大人 | 高校生 | 小・中学生 | 未就学児 |
800円 | 300円 | 200円 | 無料 |
なんといっても、毎週土曜日は小・中・高校生の入場料が無料であることです。
そのため、ファミリーはもちろん、カップルやおひとりさまでも十分に楽しめます。
動物園の他にも、広場やレストランなどがあるため、園内を走るバスに乗車しながら、1日楽しむのもアリですね。
国内最大規模で、珍しい動物にも出会える「よこはま動物園 ズーラシア」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
事前予約は必要だけど よこはま動物園 ズーラシアに出かけよう – 横浜で暮らそう
野島公園は、金沢区にある平潟湾に浮かぶ小さな島の自然豊かな公園です。
野島公園の歴史は古く、歌川広重の浮世絵「野島夕照」にも登場しています。
アクセスは、横浜シーサイドライン「野島公園駅」から徒歩約5分です。(「金沢八景駅」から1駅)
園内には、バーベキュー場・キャンプ場・野球場・展望台などの施設があります。
夏のイベントといえば、バーベキューやキャンプですよね。
この野島公園では「日帰り」かつ「手ぶら」でも、気軽に訪れて楽しむことができます。
バーベキュー場は40以上あり、園内もとても広いです。
実際に、私もバーベキューをしに行ったことがありますが、1日中楽しめました。
必要なものがあれば、園内に売店もあるため、買い足すことも可能です。
駐車場は有料となっていますが、約3,000台の車が駐車できるため、安心ですね。
そして、展望台からは、360度すべての景色が見渡せ、房総半島や富士山などが一望できるのです。
また、市内唯一の自然海浜があるため、潮干狩りや水遊びなども楽しめます。
夏の思い出に、自然豊かな場所で家族や友人とアウトドアを楽しんでみませんか。
県立保土ケ谷公園は、保土ケ谷区にある、県内で最初(1952年)に誕生した運動公園です。
広さは34ha(東京ドーム約7個分)のため、自然の中でのびのびと遊べます。
県立保土ケ谷公園へは、相鉄線「星川駅」または「和田町駅」より徒歩約15分です。
園内には、野球場・サッカー場・テニスコート・プール・体育館などの施設が揃っています。
また、梅や桜など四季折々の植物が見られるため、季節ごとでお花見が楽しめます。
少し遊び疲れたら、カフェなどの休憩する施設もあるため、ファミリーで行くのもおすすめです。
特に、夏の保土ケ谷公園でのおすすめな楽しみ方は、子ども向けの屋外プールです。
すべてのプールが外にあるため、開放感は抜群となっていますが、雨の日は入れません。
プールは、毎年7月第2土曜日から8月末までの営業となっています。
プールは、全部で5種類となっており、それぞれで違った楽しみ方ができます。
そして入場料は、以下のようになっています。
大人 | 小学生以下 |
310円 | 110円 |
ファミリーで楽しめる県立公園のプールは、料金も安くて助かりますね。
園内で1日楽しめる保土ケ谷公園を、遊び尽くしてみませんか。
保土ケ谷公園に関する詳しい内容は、別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。
次は、夏の季節にぴったりな横浜観光のおすすめスポットやイベントについてご紹介します。
横浜・八景島シーパラダイスは、金沢区にある国内最大級の複合型海洋レジャー施設です。
シーパラダイスは「海上の楽園」という意味で、施設のエリアは、以下の5つで構成されています。
水族館は「アクアミュージアム」「ドルフィンファンタジー」など、おもに4つのエリアで分かれています。
海の生き物たちとふれあい体験ができる「ふれあいラグーン」や”海育”がコンセプトとなった「うみファーム」は、小さな子どもから大人が「学び」を通して楽しめる人気の施設です。
そして、アトラクションエリアは、絶叫系を含む16のアトラクションと5つのアミューズメント施設があります。
(※2021年6月現在)
ここだけのエリアでも、1日楽しめるのは嬉しいですね。
また、毎年夏になると、八景島シーパラダイスオリジナルの花火ショー「花火シンフォニア」が不定期で打ち上がります。
そのため、ファミリーやカップルで訪れても盛り上がること間違いなしです。
(※2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止でした)
1日遊んだあとには、レストランで食事をしたり、ショップでお土産を購入できます。
ホテルもあるため、横浜・八景島シーパラダイスで宿泊することも可能です。
「水族館で涼みながら、思いっきりアトラクションで遊ぶ」
暑い夏の思い出として、横浜・八景島シーパラダイスへ訪れてみてはいかがでしょうか。
2019年には、8月の期間限定で「みなと横浜ゆかた祭り」が開催されました。
「夏のよこはまは、ゆかたがパスポート」を合言葉に、横浜の夏の夜を浴衣や甚平で楽しめるお得なイベントです。
浴衣や甚平を着用してご来店いただくと、対象の施設で割引・優待・ノベルティプレゼントなどの特典を受けられるのです。
(※2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止でした)
開催エリアは毎年異なりますが、2019年は横浜駅東口・みなとみらい・元町・中華街などが対象となっていました。
特典は、各店舗によって異なっていましたが、以下のような内容となっていました。
浴衣や甚平で横浜観光を楽しみながら、特典を受けられるのは嬉しいですね。
夏の横浜観光を楽しむなら、ぜひともチェックしてみてください。
ここからは、横浜市内で特に有名で大規模な夏祭りや花火大会を3つご紹介します。
(※2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止でした)
このように、横浜では8月中旬頃になると、さまざまなお祭りや夏のイベントが実施されます。
横浜観光とともに、縁日・屋台・盆踊り・花火大会などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後は、「横浜三塔」の1つ横浜市開港記念会館こと「ジャックの塔」です。
中区にあり、みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約1分のアクセスとなっています。
施設内は見学時間であれば、無料で自由に見学可能です。
ハマっ子には、横浜観光の定番スポット「横浜三塔」ですが、意外と知られていません。
そもそも「横浜三塔」とは、横浜市中区にそびえる3つの建物の塔を総称したものです。
横浜三塔(キング・クイーン・ジャック)
横浜三塔の愛称は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われています。
横浜三塔物語 – 神奈川県
現在は都市開発が進んだことにより、周辺の建物で見えにくくなってしまいましたが、完成当時は他に目立つ建物がありませんでした。
そのため、船員たちが航海から横浜港へ入港するための目印となっていたそうです。
横浜市開港記念会館(ジャックの塔)は、横浜三塔の中で最も低い約36mとなっています。
現在、横浜市中区公会堂としても利用されている建物は、1918年に開館しました。
横浜港が1917年に開港50周年を迎えた記念に横浜市民からの寄付で建てられたのです。
関東大震災時に建物が全焼したものの、1927年に初期(大正時代)の建築構造が復元されるように再建されました。
そして、1989年には国の重要文化財へ登録されたのです。
レンガと花崗岩でできた地上2階・地下1階の建物は、東南側に時計塔・西東側に八角ドーム・西北側に角ドームとなっています。
もともとは、地下階がダンスホールや食堂として使用されていました。
現在はボイラー機械室となっており、一般には公開されていませんでした。
そして横浜市開港記念会館で1番のおすすめは、館内各所で見られるステンドグラスです。
日が差すと、色鮮やかなステンドグラスが輝き、その美しさに心惹かれます。
館内には、このような説明文の記載がありました。
開港当時の交通に関する様子を表現しています。左右それぞれ「呉越同舟」、「箱根越え」と呼ばれています。中央「鳳凰」には、横浜市の市章「ハマ菱」がデザインされています。
ステンドグラス – 横浜市開港記念会館 説明文より
1923(大正12)年の関東大震災で焼失しましたが、1927(昭和2)年に、左右のステンドグラスは当初のものを尊重し、中央はデザインを変えて復旧しました。
宇野澤ステインド硝子工場が制作しましたが、オリジナルの制作者は不明です。
なお、2008(平成20)年~2009(同21)年、開港150周年記念事業の一環としてステンドグラスの修復を行いました。
見学可能時間:10:00~16:00(休館日:第4月曜日/12月29日~1月3日)
(※休館日が祝日・休日の場合は翌日)
ではなぜ、横浜市開港記念会館(ジャックの塔)が「まもなく見納め」となってしまうのでしょうか?
100年以上の歴史があり、老朽化が進んでいる建物の改修工事が行われるからです。
2021年11月末で一度閉館し、2024年3月末まで見られなくなってしまいます。
横浜市開港記念会館は、老朽化に伴う保存改修工事のため令和3年12月から令和6年3月まで休館となります。
【休館のお知らせ】令和3年12月から令和6年3月まで休館となります。 横浜市中区
そのため、2021年の夏に行く横浜観光としては、絶対に外せませんね。
横浜三塔に関する詳しい内容は、別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市内で楽しめる夏のおすすめスポットについてご紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。
2021年の夏も暑くなりそうです…。
ハマっ子がおすすめする観光スポットをまわりながら、夏の横浜を満喫してみませんか。